はじめに
この記事で取り上げるマイクロファイバークロスについて
今年2年ぶりに再燃したマイクロファイバークロス熱。
増税前にまとめ買いして一通り使ったので、それぞれの感想を書いてみようと思います。
今回取り上げるのは、以下の通り。
- LEC 激落ちクロス(旧)
- LEC 激落ちふきん キッチン
- LEC 激落ちクロス10枚入り(厚い)
- LEC 激落ちクロス5枚入り(薄い)
- LEC 激落ちふきん
- LEC 激落ちふきん 大判サイズ
- LEC 頑固な汚れがスッキリ落ちる!ぞうきん
- Scotch-Brite スコッチブライト マイクロファイバークロス キッチン用
- Scotch-Brite スコッチブライト ワイピングクロス No.2012 業務用
- TEIJIN テイジン あっちこっちふきん 厚手版
1と2は、2年前にマイクロファイバークロスが気になって購入したものです。今回激落ちクロスを買ったら生地が分厚かったです。
※追記:「激落ちクロス」は、10枚入りが分厚く、5枚入りが薄いです。別の商品でした。
生地比較
大きさ比較
3~9までの7種類を大きさ比較のために、広げて並べてみました。
あっちこっちふきんと激落ちクロスの間に500mlペットボトルを置いています。大きさの参考の助けとなれば…。
大きさの順番は、大きい順に、
です。
LECの激落ちクロスと激落ちふきんの比較
激落ちクロスについては、2年前に買ったものと、今年買ったものとでは厚さが全然違います。⇒追記:10枚入りが分厚く、5枚入りが薄いことが後に分かりました。
左上:新・激落ちふきん
右上:旧・激落ちふきん
左下:激落ちクロス10枚入り
右下:激落ちクロス5枚入り
激落ちふきんのアップの新旧比較写真です。
左の新しい方がふかふか感があるように見えます。パイルが大きいと言いますか…。
こちらは激落ちクロスの比較写真。
左のクロスはパイルがはっきり見えています。
重ねるとこんな感じです。
これは2年前に撮っていた写真ですが、生地が薄い感じが見てとれます。
5枚入りの製品は薄かったので、ちょっと強い力で拭く時などは使いにくかったです。
しかし、シンクや食器をさっと拭くには最適です。
薄いので乾きやすいところも良いところですね。
分厚いクロスは掃除には使いやすいです。
10枚入りの激落ちクロスと激落ちふきんを重ねてみました。
激落ちふきんの方がふわふわした感じがします。
各社マイクロファイバークロスを重ねてみました
激落ちクロスと激落ちふきんの上にスコッチブライトのマイクロファイバークロス(キッチン用)を重ねてみました。
それぞれ、生地の表面(織り方?)が異なります。
激落ちクロス&激落ちふきんとスコッチブライトのマイクロファイバークロスでは、全く感触が違います。スコッチブライトは薄い。
さらに、テイジンのあっちこっちふきん(厚手)を重ねてみました。
これまた、生地の表面が全く違います。
あっちこっちふきんは、タオルやふきんっぽくない手触りです。
さらに、スコッチブライト業務用ワイピングクロスを重ねてみました。
少しアップにしてみました。
スコッチブライトの2種は、大きさが違うだけで、ほぼ同じ感触だと思っているのですが…。
大きくてほんの少しだけ厚いのが業務用の方です。
キッチン用の方は、5枚入り激落ちクロスの薄さを気に入っている方にはオススメできるかな~と思います。
激落ちぞうきんを重ねてみました。
激落ちぞうきんが一番厚みがあって、ふかふかで、触り心地がいいです。
激落ちぞうきんは、激落ちクロスとはまた違った生地の表面です。
激落ちぞうきんはパイルになっていません。指のカサカサに引っかかる感じもありません(指がカサカサしているときに、一番引っかかりがあるのが激落ちクロスです)。
こちらは、左半分がスコッチブライトの業務用ワイピングクロス、右上部があっちこっちふきん、右下部が激落ちクロスです。
生地の質感が全然違うのがお分かりいただけると思います。
各社マイクロファイバークロスの使用感
各社のマイクロファイバークロスの商品は、生地の表面処理(織り方)が違うのと、ポリエステルとナイロンの比率が違います。それが感触の違いにつながっているんでしょうね。
厚さについては、一番分厚いのは激落ちぞうきんです。ゴシゴシ力を入れて拭きたいときはこれです。水をこぼした時などに水分を吸い取りたいときもこれです。
逆に一番薄いのはスコッチブライトマイクロファイバークロスです。台所でちょこちょこ水を拭いて干して…という場面で特に使いやすいです。個人的には食器を拭くふきんも薄い方が好みなので、これがいいですね。
水拭きに最も適しているのはテイジンのあっちこっちふきん(厚手)です。拭く時に引っ掛かりを感じませんし、水滴の跡が残りません。水滴の跡が残らない点は、本当に素晴らしいです。
あと、形が横長すぎる…と思っていたのですが、3回折ると手にフィットする大きさになるんですよね。裏表合わせると、合計16面できます。汚れた面を触らないように使っても8面使えます。
どのクロスも、クロスについたほこりや髪の毛は、溜めた水で洗えばよく落ちます。激落ちシリーズが引っ掛かりやすい特徴を持っているので、やや取れにくいと感じるかもしれません。
まとめると…
- フローリングの床や窓をしっかり水拭きしたい⇒激落ちぞうきん
- シンクの水をさっと拭きたい⇒スコッチブライトマイクロファイバークロス/5枚入り激落ちクロス
- 洗った食器を拭きたい⇒スコッチブライトマイクロファイバークロス
- 乾拭きで床のほこりなどを掃除したい⇒業務用ワイピングクロス/あっちこっちふきん/10枚入り激落ちクロス
- 安さを追求⇒10枚入り激落ちクロス&ふきん
- 高くてもいいからとにかく使いやすいものがいい⇒あっちこっちふきん
- そこそこ大きくて乾きやすいものがいい⇒業務用ワイピングクロス
といった感じでしょうか。
コスパを考えると…
一生、マイクロファイバークロスは1種類のものを使い続けなければならないという法律が出来たら、テイジンのあっちこっちふきんを使い続けます。万能です。
ただ、高い……。
テイジンのオンラインショップだと、厚手版が税込1,320円…。
amazonのあわせ買い対象商品になっていたときに622円で購入しましたが、622円でも高いと思っていたのに…今はあわせ買い対象商品になっておらず、最安値が1,065円です…。
厚手のハーフサイズであれば、700円台になりますが…
それでも、ふきん1枚に700円は高いですよね…。
その点、LECの激落ちクロスは10枚で500円台(あわせ買い対象)なので、かなりお得です。
3M社のスコッチブライト・ワイピングクロス業務用でも10枚で1,500円台です。
スコッチブライトについては、キッチン用3枚入りがスーパーで売っているので、手軽に試せると思います。
お金のことを考えると…LECの激落ちシリーズが一番安いんですよねぇ……。
※追記:ダイソーのマイクロファイバークロスが3枚入り110円(税込)で、激落ちクロス10枚入りとそっくりなので、ダイソーが一番安いです。
でも、あっちこっちふきんの使い勝手はいいし…。
年末大掃除では、あっちこっちふきん&激落ちクロス&激落ちぞうきん&3枚100円くらいの綿雑巾が使い勝手最強でしょうか…。
「コスパ最強」の結論は出ませんね……。
おまけ:洗剤無しで油汚れを拭いてみた
マイクロファイバークロスは、乾拭きや水拭きだけで汚れが落ちるというのが売りになっていますが、「洗剤無しでも油汚れが落ちる」ともうたっています。さすがに油汚れが水だけで落ちるというのは無理があるのではないかと疑っていました。
大きく「油汚れ」と書いてあるし「洗剤なしでスッキリ!」と書いてあるので、試してみました。
我が家はガスコンロを使用しています。ガスコンロ回りを、この激落ちふきんで乾拭きしてみました。
掃除前のガスコンロの周りです。
激落ちふきんで拭いた後。
この写真じゃ分かりにくいか……。
掃除前のガスコンロ。
激落ちふきんで拭いた後。
こっちはピカピカしてるのがお分かりいただけるのではないでしょうか!
油汚れを洗剤無しでっていうのは無理なんじゃないかと思ってましたが、ご覧の通りです。油やたれのベタベタが取れました。
使用後、洗った激落ちふきんです。きれいになりました。
ただ、マイクロファイバークロスはポリエステルとナイロンで出来ているので、綿よりも熱に弱く、熱いうちに拭くと、ふきんが焦げることがあります。私は綿のふきんの感覚で使って焦がしてしまったことがあります…。ご注意ください。
さいごに
綿のふきんや雑巾に慣れていると、マイクロファイバークロスを初めて使った時に気持ち悪さを感じることもありましたが、マイクロファイバークロスの特徴に慣れてくると「適材適所」で使えるようになってきました。
拭いたあとに綿ゴミが残らないとか、乾拭きでほこりや髪の毛がかなり取れるとか、乾くのが早い(清潔さを保てる)という点は、綿ふきん・ぞうきんよりも優れています。
ぜひ一度お試しあれ。