ふりゆくもの

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平野歩夢選手から不思議な(言葉にできない)印象を受ける話

 

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平昌オリンピックで銀メダルを獲得した平野歩夢選手

 

スノーボード選手と言えば平野歩夢」となったと思います。

これまで、「スノーボードのオリンピック選手と言えば…」あの人の名前もよく出ていましたよね。

(当時は、60代以上になったら「あれがオリンピック選手なんてけしからん」なんて人の割合が大きかったですね。)

 

私も、スノーボーダーって、そのウエアや服装から、「チャラい」イメージを持っていました。

自分もスノーボード好きなんですけどね。

私、普段超地味ですけど、スノーボード楽しいです。

 

 

そんなイメージだったけど、4年前、ソチオリンピックで、平野歩夢選手と平岡卓選手がハーフパイプでメダルを取った時、少しイメージが変わりました。

「中身、真面目じゃん」って。

 

それが、今大会で、もっと「真面目じゃん?」って思いました。

 

平野歩夢選手の髪形は一見チャラくなりましたけど、インタビューでの受け答えを見ていたら、「真面目なんだろうなぁ」って思いました。

 

 

質問から答えるまでの「間」が長くて、話すのがゆっくり。

表情があまり変わらない。

 

これが平野選手のインタビューでの特徴かと思います。

 

シャキシャキ答えるタイプではないので、「THE 体育会系」の人やせっかちな人からすると、「もっとシャキッとしなさい!」と言いたくなるかもしれません。

羽生結弦選手や小平奈緒選手とは違うタイプですよね。

 

でも、私は、この「間」や、ゆっくり話すところに好感を持っています。

 

きちんと答えようとする姿勢が伺えるのです。

考えながら、思い出しながら、きちんと伝わるにはどう言ったらいいかと思慮しながら話している。だから、「間」が長めになり、話すのがゆっくりになるのだと思います。

もしかしたら、日頃から自分の気持ちをたくさん話したりするタイプではなくて、慣れないことをするから、ゆっくりになるのかもしれません。

 

 

反応が遅い人を「のんびりしてる」とか「のろま」とか「遅い」と言って邪険にする人がいます。

でも、反応が遅いのは、いろいろなパターンを考えているためである可能性があります。慎重な人という可能性があります。

不用意な発言をすると、事が大きくなることを知っている人や、人を傷つけることを知っている人、誤解されることを恐れる人は、たくさんのパターンを頭の中で考えて、どう言ったらいいか言葉を選んでいます。

間違った発言は訂正すればいいのですが、不用意な発言って、訂正すればそれで何もなかったことになるわけではないことがありますよね。

 

 

平野選手も、演技するにあたって、いろいろ考えていることを話していましたよね。

たくさんの言葉としては表現されませんが、彼の中では色々なイメージが駆け巡っているのだろうなと想像しました。

 

 

平野選手は表情の変化も少なめなので、何を考えているかを表情から読み取りにくいところがあります。

それに加えて、外見から受ける印象と彼から出てくる発言とのギャップ。

不思議な印象を受けます。

 

   

 

 

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