ふりゆくもの

ブログ好き。子育て中。

万葉集に興味があって、中西氏著「万葉集 全訳注原文付 (一)」を買っていた。

 

次の元号「令和」を提案したと噂されている中西進氏ですが、このお名前をどこかで見たことあるなぁ……と思っていたら、本の背表紙で見ていたのでした。

 

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講談社文庫の「万葉集 全訳注原文付 (一)」。

昨年末、ブックオフで購入しました。

この文庫本の377ページに、「令和」のもととなった序文があります。

 

妊娠中に、産後のことを考えて購入した本のひとつでした。

産後は忙しくなるだろうから、まとまった時間が取れなくても楽しみやすそうな本を買おうと考えました。

 

この条件に該当したのが、万葉集

ふとした時に手に取って、適当にページを開いて楽しむこともできる。

 

でも、なぜ万葉集だったのか。

昨年は古典に興味を持った年で、昔の人が率直な気持ちをうたい上げた歌が多く集められているという和歌集である万葉集に特に興味を持ったからでした。

興味を持って、まだ自力で学習していない身としては、ここで万葉集ブームが来て、初心者向けの解説番組や解説書の登場を期待しています。特にNHKに期待しています。

 

今日の新聞を見ると、昨日、中西氏が万葉集の講座を開いたとのこと。

そこで、「命令の令との指摘はこじつけであり、令嬢や令夫人などと同様に、和を形容する意味に取るのが普通だ」と話されたそうです。

そして、「文選」に類似の文章があるという意見について、「文選」の一節とは「並ぶべくもない。冷静に見ると、万葉集を出典とするのがいい」と述べたそうです。これは、万葉集と文選とで似たような一節が書かれている文脈を比較すると、全く異なるものであるということをおっしゃっているようです。

中西氏が考案者であるかどうかはともかく、ぜひ、中西氏が出演して「令和」について解説する番組を見てみたいです。

 

 

万葉集の4500首あまりの歌の全てに目を通すのはいつになることか。