ふりゆくもの

ブログ好き。子育て中。

新型コロナ関連について思うこと

 

新型コロナウイルスについてざーっとブログに書き残しておこうと思います。

 

 

3月8日頃のこと

 

自分のツイートを見ると、3月8日の時点で、危機感を持っている人は私の周りにも一定数いた。「未知のウイルスだから用心に越したことはない」といった雰囲気だった。

3月上旬にはまだ渡航制限されていなかったから海外旅行へ出発した人をあまり責めないで、というお願いが大学か自治体からなされた記憶があるが、「休校要請もされていたのに危機感が無いのではないか」と反論する人はそれなりに多くいたと思う。

確かに、人の行動を簡単に制限してはいけない。しかし、危機感を持っている人からすると、本当に迷惑なことになっている。しかも、予想できたことだから批判してしまう。

妊娠しているとか、子どもが小さいとか、昔肺炎になったとか、持病があるとか、病み上がりで体力落ちてるとか、色々な理由で、今感染したら大変なことになるかもしれない(死ぬかもしれない)と、とても恐れている人がいることにも思い至ってほしい。「死ぬかもしれない」は、本当に怖い。

 

 

 3月の3連休の頃のこと

 

例の3連休の時の話だ。

今、新聞を見返すと、休校解除を容認するという見出しが出ている。こういうところで緩んだ空気になったんだろうと思う。

ある人が言うには、「あの時にはまだそんなに大変なことだと言っていなかった」そうだ。実際には反論しなかったが、「休校要請されていたし、感染者は増え続けてたし、ヨーロッパの状況を見たら、少なくとも3連休の頃には大変なことになってたよ」と思った。

やはり、人によって物事の感じ方が全然違う。

 

 

 給付金10万円の議論について

なんでもいいから、早く、仕事が無くなって収入が無くなった人を助けてほしい。食べるためのお金が無くなっている人がいるはず。とにかく早くその人がちゃんと食べられるようにしてほしい。

一律給付の案は、コロナのせいで収入が無くなった人に早くお金が行くからという理由で提案されたのではないのか。「平等にみんながもらえるから」という理由で一律給付となったのではないと思いたい。収入が激減した人には追加給付をしたらいいと思う。

 

早く、急げ、と言うのには、自分の体験があるから。

私は、収入と支出の額がほぼ合うような生活をしていた時期がある。

収入が手取りで10万円~13万円くらい。家賃が安かったから食べるものには困らなかったが、その時にコロナが流行っていたら、私の収入は0だ。

親が生きていたから実家に住まわせてもらうように頼んだだろうが、それができなかったらどうしていたんだろうか。

何度か考えたが、既に出会っていた夫に頼るか親に頼る以外の生き延びる方法が思いつかない。

 

そんな時に「家にいましょう、人にうつさないようにしましょう、他人の命を救いましょう」と言われたって、今自分がこの難局を生き延びるのが最重要事項なんだから、そんなの無視して、どうにかしてお金を手に入れようとしただろう。お金が無いと生きていけないのが現実だ。動くなと言われても、生きるために必要ならば、動いただろう。

だから、飲食店などがなかなか店を閉められない理由はよく分かる。自分が自営業で店を開いていたら、お金を手に入れるために(自分の命を救うために)、営業を続けただろう。

いきなり生活保護をもらおうという考えには至らないと思う。本当にどうにもならなければ、生活保護の申請を考える。しかし、生活保護はある意味「ハードルが高い」。

毎月をちょっとプラスの収支でしのいでいる人はけっこういる。いや、ほんとにけっこうな数だと思う。「見たことない」って言う人は、イオンとかなんとかランドとか百貨店とかで見かける人を思い出してほしい。たくさんの人がいると思う。

そういう、毎月ちょっとだけプラスの人の収入が0になったら、たちまち目の前の1か月が見通せなくなる。頼れる人がいない人だっている。その人へお金がすぐに行くようにしてほしい。

1か月10万円で生活していた当時の自分を思い出すと、ぞっとする。 

 

 

給付金については、私の母が驚愕のコメント。

「給付について、年金受給者のことを何も言わない」

…え?

コロナ要因の給付金の議論について何も分かっていなくて、自分のことしか考えていなくて、強欲な人だと思った。

私の母は、「みんながもらえるものがもらえなかったら損だ」「行政からもらえるものはとにかくもらっておけ」と考えるタイプの人だ。

にしても、ひどくないか。今、生活に困っている人がいるんだということを説明したが、理解しただろうか。まだ70代だが……もう70代、か。

 

コロナで色んなことが見えるとコメントする人がいたが、共感を覚える。