数か月前、Amazonプライムビデオで、アニメの「いぬやしき」を観ました。
自発的に見始めたのではありませんでした。
休みの日に夫がリビングで見ていたので、どうしても目に入るんですよね。
私は2話から見る形になったので、何が何やら分かりません。
なんでおじさんが空を飛ぶのか、男の子(男子高校生)が「バン」って言ったら人が死んでいくのか。
夫が多少説明するけど、「は?」ってなりました。
とにかく人がたくさん死んでいくので、見たくありませんでした。
気持ち悪かった。
でも、夫が寝落ちしたあとも、私は続きを見ていました。
結局、最終話まで見てしまいました。
最後まで見ると、1話を見たくなりました。
原作者は「GANTZ」の人。
準主人公(獅子神)の友達の部屋に貼ってあるポスターが「GANTZ」だったので気づきました。
あんなに人が死ぬシーンがなければいいのになぁ……と思いましたが、死ぬシーンを描かずに数字とかで表現してしまうと、作品中に漂う絶望感は、薄くなるでしょう。
「人が死ぬシーンを見たくない」と思えば思うほど、人を殺す登場人物に嫌悪感を抱くようになります。そこから共感が生まれたりして、作品にのめり込むことになります。
なので、人が死ぬシーンも必要な作品もあって、「いぬやしき」はそれなんだと思います。
正直、雰囲気は「こわい」アニメでした。
しかし、決してそれだけじゃないアニメでした。
「見たほうが良かった」といえる作品です。
実写版映画の方も、木梨憲武さんと佐藤健くんのイメージが合っていたので、世界観がそのまま表現されているのではないかと予想しています。